「サッカーのポジションって、どう違うの?」「うちの子に向いてるポジションは?」
小学生のサッカーを見ていると、そんな疑問を持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。サッカーはチーム全員が役割を理解して動くことで、初めてうまくいくスポーツです。
この記事では、フォワード・ミッドフィルダー・ディフェンダー・ゴールキーパーの4つの基本ポジションについて、小学生でも理解できるようにわかりやすく説明します。
サッカーのポジションは4つの基本構成
サッカーのポジションは、大きく次の4種類に分かれます。
- フォワード(FW):得点を狙う攻撃の中心
- ミッドフィルダー(MF):攻撃と守備のつなぎ役
- ディフェンダー(DF):相手の攻撃を防ぐ守備の要
- ゴールキーパー(GK):最後の砦、ゴールを守る
それぞれのポジションには明確な役割があり、どれか一つでも欠けるとチームが機能しなくなります。次からは、それぞれのポジションの特徴と役割を詳しく見ていきましょう。
フォワード(FW)=ゴールを決めるストライカー
フォワードは、チームの中でも最も前の位置でプレーする「点取り屋」です。攻撃の中心として、相手のディフェンスラインを突破し、ゴールを決めることが主な役割です。
フォワードの主な役割:
- チャンスを見逃さず、シュートで得点を狙う
- ボールを受けて、味方にチャンスを作る
- 相手ディフェンスを引きつけてスペースを作る
向いているタイプ: スピードがある子、勝負を仕掛けるのが得意な子、負けず嫌いな子。
小学生のうちは「点を取る喜び」を感じることが成長につながります。たくさんゴールを狙う経験を積みましょう。
ミッドフィルダー(MF)=チームのバランスを保つ司令塔
ミッドフィルダーは、攻撃にも守備にも関わるポジションです。チーム全体のバランスを取りながら、攻撃の起点となり、守備にも素早く戻る「つなぎ役」です。
ミッドフィルダーの主な役割:
- 味方からボールを受け取り、前線へパスを出す
- 相手からボールを奪い、カウンターを防ぐ
- 試合の流れを見て、ポジションを調整する
向いているタイプ: 周りを見るのが得意な子、運動量が多い子、仲間と協力するのが好きな子。
練習ポイント: 「ボールを受ける前に周りを見る(首を振る)」ことを意識しましょう。次のプレー判断が格段に早くなります。
ディフェンダー(DF)=チームを支える守りの要
ディフェンダーは、相手チームの攻撃を食い止める守備専門のポジションです。相手フォワードとの1対1で負けないこと、危険なボールを前へクリアすることが求められます。
ディフェンダーの主な役割:
- 相手の攻撃を止めてボールを奪う
- 味方へ安全にパスを出す
- ゴール前の危険なスペースを守る
向いているタイプ: 冷静に状況を判断できる子、体を張るのが得意な子、集中力のある子。
ディフェンダーは「地味だけど頼れる存在」。チームを陰で支える縁の下の力持ちです。
ゴールキーパー(GK)=最後の砦
ゴールキーパーは唯一手を使える特別なポジションです。相手のシュートを止めるだけでなく、守備の指示を出す「守りのリーダー」でもあります。
ゴールキーパーの主な役割:
- シュートを止めて失点を防ぐ
- 味方に守備の指示を出す
- キャッチ後に攻撃の起点となるスローを出す
向いているタイプ: 声が大きくリーダーシップがある子、冷静で集中力が高い子。
ポイント: 「キャッチ・セービング・声かけ」の3つを意識して練習することで安定感が出ます。
ポジションごとの特徴まとめ
| ポジション | 主な役割 | 向いているタイプ | 
|---|---|---|
| フォワード(FW) | 得点を狙う | スピード・勝負強さ | 
| ミッドフィルダー(MF) | 攻守のつなぎ役 | 視野の広さ・走力 | 
| ディフェンダー(DF) | 守備で相手を止める | 集中力・冷静さ | 
| ゴールキーパー(GK) | ゴールを守る | 判断力・声かけ力 | 
子どもに合うポジションの見つけ方
- 得点を取るのが好き → フォワード
- チームを動かしたい → ミッドフィルダー
- 守るのが得意 → ディフェンダー
- 冷静でリーダータイプ → ゴールキーパー
小学生のうちは、1つのポジションにこだわらず、いろいろな役割を経験するのが理想です。複数ポジションを経験することで、サッカー全体を理解できるようになります。
保護者ができるサポートのポイント
子どもがポジションを理解し、楽しんでプレーするために、保護者ができるサポートも大切です。
- 試合後に「今日はどんな動きを意識した?」と聞く
- ポジション別のプレー動画を一緒に見る
- 結果よりも「チャレンジしたこと」を褒める
ポジションを理解することで、子どもは「自分の役割」を実感し、サッカーがもっと楽しくなります。
まとめ:役割を知ることでサッカーがもっと面白くなる!
サッカーは、それぞれのポジションが協力して初めて成り立つチームスポーツです。
- フォワード=得点を取る
- ミッドフィルダー=チームをつなぐ
- ディフェンダー=ゴールを守る
- ゴールキーパー=最後の砦
どのポジションにも魅力があり、子どもの個性を活かせる場所があります。ぜひ、親子で一緒にプレーや観戦を通して、サッカーの奥深さを楽しんでみてください。

 
  
  
  
  



