新しいスパイクを買ったばかりなのに、練習から帰ってきた子供が浮かない顔。
「小指が痛い…」「足の裏が水ぶくれになった」
せっかく買ったのに!?とショックを受けますよね。
でもそれ、もしかしたら「靴のサイズ」ではなく「靴の形」が合っていないのかもしれません。
実は、日本人の子供の足は「幅広(横に広い)・甲高(足の甲が高い)」という特徴があり、海外ブランドのかっこいいスパイク(ナイキやアディダスなど)だと、窮屈すぎて足を痛めてしまうことが多いのです。
今回は、幅広・甲高の足を持つ「日本人キッズ」のために作られた、絶対に失敗しない「痛くないスパイク・トレーニングシューズ」を厳選して3つ紹介します。
そもそも「幅広・甲高」って?靴選びの基礎知識
靴屋さんで「3E(スリーイー)」や「ワイドモデル」という言葉を聞いたことはありますか?
靴のサイズには「縦の長さ(cm)」だけでなく、「横の広さ(ワイズ)」があります。
- E(ナロー): 細身。海外ブランドに多い。
- 2E(標準): 日本人の標準サイズ。
- 3E(ワイド): 幅広タイプ。
- 4E(スーパーワイド): かなり幅広。
「足が痛いから」といって、縦のサイズ(cm)を大きくするのはNGです!
ブカブカの靴は怪我のもと。「縦のサイズはそのままで、横幅(ワイズ)が広いモデル」を選ぶのが正解です。
迷ったらコレ!幅広キッズを救う「神スパイク」3選
数あるメーカーの中から、「これを履かせておけば間違いない」と評判の、日本メーカーを中心とした3つのシリーズを紹介します。
※スパイク(試合用)とトレーニングシューズ(練習用)の両方が展開されているモデルです。
①【ミズノ】モナルシーダ NEO Ⅱ セレクト Jr
「幅広界の絶対王者」です。
日本のメーカーであるミズノは、徹底的に日本人の足を研究しています。
中でも「モナルシーダ」シリーズのワイドモデル(3E相当)は、「これに変えてから子供が足の痛みを訴えなくなった」という口コミが殺到するベストセラーです。
「ゼログライドライトカップインソール」という、滑りにくい中敷きが入っているのもポイント。
ちなみに幅広の私の息子は、「モナルシーダ」一択です!
②【アシックス】DS LIGHT(ディーエスライト) Jr
ミズノと並ぶ日本のトップブランド、アシックス。
「DS LIGHT」シリーズは、「日本人の足を痛めないこと」を最優先に設計されています。
特にかかと周りのホールド感が抜群で、幅は広いのに、走ってもカカトが浮かないフィット感が魅力。「とにかく走りやすい靴がいい」というお子さんにおすすめです。
③【アンブロ】アクセレイター TR JR WIDE
意外な穴場がアンブロです。
アンブロには「ワイド」と商品名に入っているモデルが多く、幅広っ子を持つ親の強い味方です。
ミズノやアシックスだと「友達と被るから嫌だ」というおしゃれなお子さんや、少し硬めのしっかりした皮が好みのお子さんには、アンブロのワイドモデルが最適です。
試着でチェック!「OKサイン」の見分け方
ネットで買う前に、もし近くにお店があるなら試着をするのがベストです。その際、以下の2点をチェックしてください。
✅ チェック1:つま先の余裕
かかとをピッタリ合わせた状態で、つま先に「指一本分(0.5cm〜1cm)」の余裕があるか?
(※余裕がありすぎると躓きます。なさすぎると爪が死にます)
✅ チェック2:横幅の圧迫感
紐をしっかり結んで立ってみて、「小指や親指の付け根が当たって痛くないか」を子供に聞いてください。
「ちょっと当たるかも…」と言ったら、それは試合中に激痛に変わります。迷わずワンサイズ上のワイズ(3Eなど)を選びましょう。
まとめ:我慢させずに「足に合う靴」を探そう
「すぐに大きくなるから」と適当な靴を選んでしまうと、子供は無意識に足をかばって走り方が変になったり、サッカー自体が嫌いになったりしてしまいます。
今回紹介した「ミズノ」「アシックス」「アンブロ(ワイド)」なら、幅広・甲高のお子さんでも快適にプレーできるはずです。
「痛くない靴」を手に入れて、思いっきりグラウンドを駆け回る姿を見せてあげてくださいね!
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