サッカーは、世界中で愛されるスポーツのひとつです。しかし、サッカーをはじめたばかりの方や、子どもがサッカーを始めたばかりの保護者の方々は、ルールがわからず戸惑うこともあるでしょう。そこで、この記事では、サッカー初心者の親御さんが知っておくべきサッカーのルールについて解説します。
合わせて、「サッカー初心者の親御さん必見！知っておくべきサッカー用語集」を読んでいただくと理解が深まると思います。
キックオフ
キックオフとは、試合開始や得点後に蹴られるボールのことをいいます。キックオフの際には、ボールを蹴るチームの選手が中央に設けられた円の中に入り、相手チームの選手が円の外側にいます。ボールを蹴るチームの選手がボールを蹴る前に、円の外側にいた相手チームの選手がボールに触れた場合、再度キックオフからやり直しとなります。
ゴールキック
ゴールキックとは、相手チームがシュートして、相手チームがボールを自分のゴールラインを越えた場合に与えられます。この時、ゴールキックを行うのは、自分のチームの選手です。ゴールキックの際は、ボールをゴールエリア内から蹴る必要があります。
コーナーキック
コーナーキックは、相手チームがボールを自分のゴールラインを越えた場合、または守備側の選手がボールを蹴って自分のゴールラインを越えた場合に与えられます。攻撃側の選手がボールを蹴って得点を狙います。コーナーキックは、ボールを蹴る前にコーナーピラーと呼ばれるエリアから行う必要があります。
スローイン
ボールがサイドラインを越えた場合、スローインという方法で再開します。スローインは、ボールを持っている選手が、足が地面についた状態で、サイドラインの上からボールを投げ入れます。相手チームの選手がボールを触れた場合、スローインを行ったチームは再びスローインを行うことができます。
ペナルティキック
ペナルティキックは、相手チームの反則で得られた場合に、相手チームのゴールと直接向かって蹴るキックのことを指します。ペナルティエリアの中にボールを置き、相手のゴールに向かって1対1でシュートを行います。
ペナルティキックは、重要なシチュエーションであり、ゴールを獲得する大きなチャンスです。そのため、ペナルティキックを蹴る選手は精神的なプレッシャーにさらされます。しっかりと自分のペースを保ち、落ち着いた状態で蹴ることが大切です。
オフサイド
オフサイドは、攻撃側の選手が相手チームの守備ラインよりも前にいる状態を指します。オフサイドが取られた場合、反則となり、相手チームにフリーキックが与えられます。
オフサイドは、攻撃側の選手がボールを受ける瞬間に適用されます。具体的には、ボールを蹴る選手と同じチームの選手が、守備側の選手たちよりも前にいた場合にオフサイドが取られます。ただし、守備側の最後尾の選手がボールを蹴る選手と同じか、それよりも後ろにいる場合は、オフサイドは適用されません。
また、オフサイドの判断は、相手チームの守備ラインと攻撃側の選手の位置を比較して行われます。守備ラインは、最も後ろにいる選手の位置を基準に決定されます。一方、攻撃側の選手の位置は、ボールを蹴った選手がいる位置から判断されます。つまり、攻撃側の選手は、ボールを蹴る選手がいる位置にいた場合にオフサイドが取られる可能性があります。
オフサイドを回避するためには、攻撃側の選手は守備側の選手たちよりも後ろに位置する必要があります。また、オフサイドが取られないようにするためには、攻撃側の選手は相手チームの守備ラインと自分たちの位置関係を常に把握しておく必要があります。
オフサイドの判断は、主審や副審が行います。副審は、オフサイドが起きているかどうかを判断するために、守備側の最後尾の選手の位置を基準にしながら、攻撃側の選手たちの位置を常に把握しています。オフサイドが取られた場合には、副審が旗を挙げて合図します。
オフサイドは、攻撃側にとって有利な位置を作ることができる反面、相手チームに有利な位置を作ってしまうこともあります。オフサイドの判断は微妙な場合が多いため、判断が誤っていると思われる場合には、ビデオ判定などを用いて判断することがあります。
フリーキック
フリーキックは、反則が取られたときやオフサイドが取られたときに与えられるキックです。フリーキックは、相手チームの選手がボールに触れる前に蹴らなければなりません。また、ボールを蹴る前には、ボールの近くにいる相手チームの選手から、少なくとも10ヤード(約9メートル)の距離を取る必要があります。
フリーキックには、直接蹴ることができる「直接フリーキック」と、間接的に蹴ることができる「間接フリーキック」の2種類があります。直接フリーキックは、相手チームの選手がボールに直接触れる前に直接ゴールに向けて蹴ることができます。間接フリーキックは、相手チームの選手がボールに触れる前に、別の選手に触れたり、別の選手からパスを受け取ったりしてから蹴ることができます。
また、フリーキックを与えられたチームが、自分たちのゴールの近くでフリーキックを与えられた場合、相手チームの選手が10ヤード(約9メートル)の距離を取らなかった場合や反則をした場合は、反則した相手チームに対してペナルティキックを与えることができます。
フリーキックは、様々な戦術を用いて行うことができます。例えば、相手チームが人数が少ない状況や、ゴールを狙うことができる位置にある場合は、直接フリーキックを狙うことが多いです。一方、ゴールを狙うことができない位置にある場合は、相手チームの選手がボールに触れる前に、別の選手にパスを送り、シュートを狙うことが多いです。
イエローカード、レッドカード
イエローカードとレッドカードは、選手に対する警告や退場処分を行うためのカードです。
イエローカードは、選手が反則を犯した場合や、選手が反則的な行為を繰り返した場合に与えられます。イエローカードは警告の意味を持ち、1枚目のイエローカードは特に罰則はありません。しかし、2枚目のイエローカードが出た場合は、その選手は自動的にレッドカードを受け、退場となります。
レッドカードは、反則の内容によっては直接与えられる場合もありますが、イエローカードが2枚出された選手に対しても与えられます。レッドカードは退場処分を意味し、その選手はその試合中プレーすることができなくなり、次の試合にも出場停止処分が科せられることがあります。
レッドカードが出される代表的な理由としては、激しいファウルや相手選手に対する暴力的な行為、侮辱的な言動、審判に対する暴言や侮辱、あるいは試合に影響を与えるような不正行為が挙げられます。
ファウル
ファウルは、相手選手に対して不正な接触や攻撃を行った場合に与えられます。具体的には、相手選手に対して危険なタックルをする、手でボールに触る、相手選手に押し倒されたと装って倒れるなどが該当します。
ファウルが取られた場合、反則をした選手に対してフリーキックやペナルティキックの機会を与える場合があります。また、特に危険なタックルや暴力行為があった場合には、イエローカードやレッドカードが与えられることもあります。
ファウルが取られると、対象となった選手やそのチームのファンから不満が出ることがありますが、審判の判断に従うのが一般的です。また、ファウルによって負傷することもあるため、選手は相手選手に対して危険な行為を行わないように注意する必要があります。
サブスティテューション（交代）
サブスティテューションは、選手交代のことを指します。試合中には、選手が怪我や疲れなどで交代することがあります。また、監督が戦術や状況に応じて交代を行うこともあります。
サッカーのルールでは、試合中に選手交代を行うことができます。ただし、交代は原則として3回までとされています。選手交代は、試合中に行われることができますが、交代する選手は、自チームのコーチや審判員に申告する必要があります。また、試合中に交代する際には、交代した選手はピッチを出る際に、交代する選手はピッチに入る際に、審判員に許可を得る必要があります。
選手交代は、ボールがアウトになった際に行われることが多く、交代する選手はサイドラインの近くで待機しています。交代する際には、ボールがアウトになった際に、自チームの選手をピッチに送り出し、ピッチにいる選手を交代選手に交代することができます。
選手交代は、チームの戦術や状況に応じて行われることが多く、戦術を変更するための重要な手段の一つとなっています。交代選手がチームに与える影響は大きく、試合の流れを変えることができる場合もあります。また、交代選手が良いプレーを見せることで、試合を有利に進めることができる場合もあります。
今回の記事では、サッカー初心者の親御さんが知っておくべきサッカーのルールについて解説してきました。
これらのルールを理解することで、サッカーの試合をより楽しむことができます。また、お子さんがサッカーを始めた場合にも、親御さんとして選手たちをサポートすることができます。
